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Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた(2/3 ページ)

Thunderbolt 4経由で外付けGPUを接続した際に、どれほどパフォーマンスが強化されるか、詳しく紹介していこう。

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外付けGPUで強化されたグラフィックス能力をチェック

 外付けGPU構成の準備が整ったところで、早速外付けGPUでグラフィックス能力がどれくらい強化されたか、各種ベンチマークを通してチェックしていく。このテスト結果次第で、筆者のメインマシンとして利用できるか否かが決まるので、今から楽しみだ。 なお、今回テストに利用した構成は以下の通りだ。

  • CPU:AMD Ryzen AI PRO 350
  • 内蔵GPU:AMD Radeon 860M
  • 外部GPU:PowerColor Hellhound AMD Radeon RX 9070 16GB GDDR6(RX9070 16G-L/OC)
  • メモリ:Crucial 48GB DDR5-5600 SODIMM×2
  • ストレージ:Samsung SSD 990 PRO(2TB)

3DMark

 まずは3Dグラフィックス性能をテストする「3DMark」の結果を確認していこう。なお、外付けGPU構成ではDirectX 12ベースのTimeSpyテストが実行できなかったため、今回のテストでは除外している。

  • Fire Strike(DirectX 11ベース/フルHD描画)
    • Radeon 860M:5994ポイント
    • Radeon RX 9070(外付けGPU):3万549ポイント
  • Fire Strike Extreme(DirectX 11ベース/フルWQHD描画)
    • Radeon 860M:3169ポイント
    • Radeon RX 9070(外付けGPU):2万2147ポイント
  • Fire Strike Ultra(DirectX 11ベース/4K描画)
    • Radeon 860M:1744ポイント
    • Radeon RX 9070(外付けGPU):1万3559ポイント
  • Speed Way(DirectX 12 Ultraベース/4K描画)
    • Radeon 860M:399ポイント
    • Radeon RX 9070(外付けGPU):4896ポイント

 Radeon 860Mは、Ryzen AI PRO 300シリーズの中では下から2番目にあたるモデルで、一般的なワークロードでの利用であれば、スペック不足を感じることは基本的にない。しかし、クリエイティブ作業やゲームプレイには力不足を感じてしまう。

 その一方で、Radeon RX 9070はもともとメインのデスクトップPCで利用していたもので、AAAタイトルゲームもそつなくこなす性能を発揮していた。

 その性能の高さは外付けGPU構成でも健在で、Fire Strikeベンチマークテストの結果の平均はRadeon 860M比で662%、DirectX 12 Ultraベース/4K描画のSpeed Wayベンチマークテスト結果はRadeon 860M比で驚異の1227%と強烈な結果となった。

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3Dmarkベンチマークテスト結果

モンスターハンターワイルズ

 続いて2月に発売された、シリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークテストを実施した。要求スペックが高いタイトルなので、少なくともRadeon 860Mでは動作困難であることが予測されるが、3Dmarkベンチマークテストで良好だった外付けGPU構成では、快適に動作するのではないだろうか。結果は以下の通りだ。

 なお、今回のテストでは解像度はUWQHD(3440×1440ピクセル)、グラフィックスプリセットはウルトラ、フレーム生成オンで設定している。

  • Radeon 860M:3701ポイント(動作困難です)
  • Radeon RX 9070(外付けGPU):1万386ポイント(問題なくプレイできます)

 もともとデスクトップPCで利用していた際も、Radeon RX 9070ではUWQHDかつグラフィックスプリセットがウルトラの場合、快適にプレイはできないものの、「問題なくプレイできます」との評価だったことも考えると、外付けGPU構成であってもデスクトップPCを使っていたころとほぼ変わらないパフォーマンスを発揮してくれることが分かる。

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モンスターハンターワイルズベンチマークテスト結果

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