高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(3/5 ページ)
PC USERでモバイルディスプレイやスマートスピーカー回りの連載をしている山口さんに、2025年に使って良かったデバイスを挙げてもらった。
スマートホーム部門:「Aqara 人感センサー FP2」
筆者が2025年に購入したツールの中でダントツの実用性を誇るのが、先日レビューでも紹介したAqaraの人感センサー「FP2」だ。室内に人がいるかどうかを検知して教えてくれるだけにとどまらず、室内での居場所を平面図上でリアルタイム表示できるスグレモノだ。
自宅の中で家族が別の部屋にいる際に、いざ声を掛けようとしてためらった経験のある人は多いだろう。SOHOだと仕事の邪魔になるかもしれず、そうでなくても就寝中でうっかり起こしてしまうという可能性もある。
室内にカメラを設置するとなるとプライバシーの問題が発生するし、部屋の扉に「仕事中」「就寝中」といったステータスを表示しておく方法だと、扉の前まで見に来なければならないため、家族が1階と2階と分かれて過ごしている場合はあまりよい解決策と言えない。また体調の急変で倒れているといった、万一のトラブルを察知するには不向きだ。
このように、家族が今室内で何をしているかが分からず、声を掛けてよいか判断しづらい時に、プライバシーを確保しつつ、室内での動向を離れたところから確認できる本製品は、解決策としてはかなり理想に近い。輝度センサーも搭載しているので、就寝中か否かの判断にも役立つ。離れて暮らす高齢の両親を見守る用途にも使えるだろう。
気になる点があるとすれば、まれにセンサーのエラーで、室内に1人しかいないはずが2人以上に分かれることだ。さらに各部屋に製品を設置すると、信号が干渉して表示が不正確になるので、検知範囲が重なっても正確に検出できるようになれば、自宅内のより広範囲に導入が可能になるだろう。そういった方向での進化は、この先も期待したいところだ。
メイン画面。室内にいる人の位置がリアルタイムで把握できる。家具などの作図により部屋のレイアウトを再現可能だ(左)。人がいる時間と、いない時間をビジュアルで表示できる。これをさらにエリアごとに表示することも可能だ(中央)。照度計も搭載しており、照明のオンオフも同様にビジュアルで表示できる(右)
続いては、ストレージ部門だ。
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