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DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ(4/6 ページ)

DJIの最新ドローン「DJI Avata 360」をレビュー。8K/60fps対応の360度カメラとヘッドトラッキング機能がもたらす圧倒的な没入感や、従来のFPV機との違い、航空法上の注意点を解説します。

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直感的にドローンの操作ができるグリップスタイルのコントローラー

 Avata 360の飛行は至ってシンプルです。ガングリップスタイルのコントローラー「RC Motion 3」のオレンジ色のボタンのタップで、モーターの回転と自動的に離陸し、地上から数十cmの高さでホバリングします。

 その後はトリガーを引くと前進し、引く度合いに応じてスピードが増減します。さらに引きながら手首を中心にしてグリップを手前に傾けると、前進しながら上昇、前に倒すと下降。また、引きながら右に傾けると右旋回、左に傾けると左旋回しながらドローンは進みます。

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RC Motion 3は基本的にトリガーを引きながらグリップを傾けることで機体を操作します。親指をかけたスティックの操作で機体の上下/左右方向に移動可能です

 ゴーグルのスクリーンに映し出された景色には、中央付近に白い○が常に動いていて、それがおおよその機体の進行方向を示しているので、ある意味でその“的”を動かすようにコントローラーを操作します。

 RC Motion 3にはトリガーの前方にもレバーが付いていて、トリガーを引く方向とは逆にそのレバーを押すとバックします。自分自身が機体前方を見ているときにバックさせようとすると、スクリーン左上にクルマのバックミラーのように、後方の景色が映し出されるので、それを見ながらバックすれば安心でしょう。

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トリガーの前方に付いたレバーを前に押すと機体がバックする

 また、トリガーの引きには“遊び”があって、わずかに引くだけでは前進しません。この“遊び代(しろ)”をキャンセルするようにトリガーを引きながら、グリップを左右に傾けると、その場で回転します。さらに、コントローラーの十字カーソルを上下/左右に操作すれば、機体がその場でホバリングしながら上下/左右に移動します。

 最初のうちはこの多彩な操作を覚えるのに慣れないかもしれませんが、基本的には“前進しながら上下/左右に移動する”という、クルマの運転に上下方向の操作がプラスされた形だと思えば直感的に身に付くと思います。そして車庫入れのようなその場で緻密な移動が必要なときには、十字キーを使って上下/左右に移動させるだけです。

空中に浮いた自分の周囲360度の景色が楽しめる

 Avata 360の飛行の真骨頂ともいえるのが、ヘッドトラッキング機能です。一般的なドローンも飛行中にカメラが撮影した映像をコントローラーやディスプレイ、アプリなどで確認できますが、それはあくまでカメラの画角の範囲だけです。また、録画される映像もそのカメラの画角そのものなので、スムーズに移動しながら被写体を写すためには、繊細なドローンの操作が求められます。

 一方、Avata 360はヘッドトラッキング機能によって、飛行しながら、見たい方向にゴーグルを着けた顔を向ければ、機体の周囲360度を自由見渡せます。例えば「走る自転車とドローンを並走させ、横の自転車を見ながら追い抜いていく」といったことも、一般的なドローンの場合、機体を自転車に向けながら自転車と並走するという難しい操作が必要ですが、Avata 360なら真っすぐ自転車と並走するだけで済みます。

ゴーグルで進行方向右側の自転車を見ながら前進する場合、左上の「視覚アシスト」の小窓に進行方向の景色が見えます

 もちろん、ただ横を見るだけでなく前後/左右/上下、自由に視野を変えられるため、時折進行方向を確認して障害物の有無を確かめたり、下を見て高さを確認するといったことも可能です。この360度ビューを機体の内部でスティッチングして無線で伝送し、それをゴーグルで再生するという過程をリアルタイムで行っているわけです。また、ゴーグルで見るこの360度ビューは最高で1080p60fpsの画質で表示されますから、激しい動きでも映像の遅れを感じるといった違和感はありませんでした。

 また、“左を見ながら前進する”といった動きの場合、進行方向にある障害物を確認する必要がありますが、そのために顔を前に向けなくても、進行方向がスクリーンの視野から外れた時には、自動的に機体の進行方向の映像が、前述の“バックする時のバックミラー”の位置に表示されます。このスクリーン左上の映像で障害物の有無などを確認しながら飛行させられるので安心です。

機体を全く動かすことなく、撮影映像上でゆっくりと前後左右のフリップをさせたり、ズームさせることができます

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