カメラが目に、視線が入力に! WWDC26で見えたAppleの新OSがもたらす「5つの未来」:WWDC26(2/4 ページ)
Appleの開発者向け会議「WWDC26」では、「Apple Intelligence」の飛躍を軸に据えた新しい構成で発表が行われました。しかし、注目のAI機能は英語圏でも2027年までの段階的な展開が予告されており、「結局この秋、自分のiPhoneやMacはどう進化するの?」と疑問に思う方も多いはず。本記事では、WWDC26の膨大な発表内容を整理し、iOS 27やmacOS 27など各プラットフォームの独自の進化と、秋のアップデート直後からすぐに使える便利な新機能をOS単位でひもとく。
iPadOS 27――ペンで尋ね、窓で並べる
iPadの固有機能は、Apple Pencilと大画面を生かす方向に進化している。
- Apple PencilでVisual Intelligence:画面の気になる部分をペンで囲んで、そのままSiriに尋ねることができる
- Siriアプリのウィンドウ対応:Siriとのやりとりをさかのぼる履歴、他のアプリと同時に見ることができるように全画面だけでなくウィンドウ表示に対応
- 進化したSpotlight:画面上端からドラッグして表示。使用しているアプリを閉じずに文字や声で検索をしたり、計算をしたり、質問をしたりできる
- Image Wand:画像生成アプリ「Image Playground」の利用時、Apple Pencilなどで描いたラフなスケッチを写実を含む任意のスタイルの画像に変換
やはり、iPad固有機能もApple Intelligence関連が中心だ。今秋のOSリリース直後から恩恵が受けられる機能は以下の通りだ。
- ステータスバーのアプリ名表示とメニューバーの常時表示オプション:いくつかのウインドウを重ねて作業をしても、現在作業しているのが何のウィンドウか分かりやすくなる
- iPhoneアプリのリサイズ:iPad上で動くiPhone用アプリの表示サイズを大きくできる
- Magic Keyboardをトリガーにした自動化:キーボード接続と同時にアプリを並べ、集中モードに入る、といったショートカットが組める
2025年に導入された本格的なウインドウ機能の高速化も進んでおり、マルチタスクの2年目として手堅い進化を遂げている。
iPadOS 27が対応するのは、iPad Pro(11インチ第2世代)/12.9インチ第4世代以降/iPad Air(第4世代以降)/iPad(第9世代以降)/iPad mini(第6世代以降)だ。
iPadOSでは、iOS共通機能に加えてApple Pencilを組み合わせた機能がいくつか追加される。Image PlaygroundでApple Pencilで絵を描いて生成画像にするImage Wandもその1つだ。
macOS 27 Golden Gate――Intelと決別した最初のバージョン
2026年のmacOSには「Golden Gate」の名が付いた。開発者向けの講演では、2025年の「macOS Tahoe」がIntel Macをサポートする最後のリリースだったことが改めて確認されており、macOS 27はApple Silicon専用となる。2005年の移行発表から20年での区切りだ。
サンフランシスコの名所の名前が付いた最新OSには、以下の新機能がある。
- コンテクストメニューから「Siriに質問」:テキスト、画像、ファイルを選んでそれについてSiriに尋ねることができる
- Command+Shift+SpaceのVisual Intelligence:画面の任意の領域を選んでSiriに質問できる
- 検索機能「Spotlight」に質問を打ち込むと、「Siriに質問」と認識
- ファイル名・フォルダ名の提案:中身に基づいて命名候補を出す
macOSで、秋のリリース直後から恩恵が受けられる新機能は以下の通りだ。
- システムUIのHDR対応:コンテンツだけでなくOSの画面要素が、より深いコントラストで描かれる
- 外部ディスプレイの記憶力向上:つなぎ替えてもウインドウの位置やスペースの割り当てが正しく復元される
- Sidecarのタッチ対応拡張:iPadをMacの拡張画面にした際、タップ、1本指スクロール、システムジェスチャー、マークアップまで使える
- 下にドラッグして更新: SafariやメールでiPhone式の「下にスワイプして情報を更新」が使える
- iPhone Mirroringのリサイズ:Macに映したiPhoneアプリの窓も大きさを変えられる
- その他:メモのMarkdown対応とSection Links、Mac版ビデオポッドキャスト、WindowsサーバーやNASの高速ブラウズ
OSの外観では全ウインドウの角の丸みが統一され、最前面のウインドウは影と色で見分けやすくなるなど、デザインの調整も細かい。
対応モデルは、Apple M1も含めApple Siliconを搭載している製品だ。
macOSには、相変わらずニックネームが付くようで、新名称はサンフランシスコの名所「Golden Gate」だ。これはmacOSだけでないが、全ての新OSにはSiri専用のアプリが追加され、やり取りの履歴をさかのぼることができるようになる
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