白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い(4/4 ページ)
DJIのグローバル本社「Sky City」で、2眼化された新型「Osmo Pocket 4P」の白モデルを見てきた。
深センベイエリアのDJI/Hasselblad旗艦店も訪問
ツアーでは、深センのOCTハーバーにあるDJI/Hasselbladの合同旗艦店「DJI FLAGSHIP STORE」も訪れました。
ここではDJIの現行製品を体験できる他、Hasselbladの歴史的なカメラも展示されています。アイコニックなHASSELBLAD 500シリーズの30周年/50周年記念モデルや、アポロ計画の宇宙/月面撮影に使われたHasselblad 500EL/DATA CAMERAなどを間近で見ることができます。
DJIはHasselbladを傘下に収め、ドローンのカメラにもHasselbladブランドを展開してきました。両ブランドの展示を通じて見えてくるのは、DJIが単に「ドローンにカメラを搭載する会社」ではなく、写真/映像の文化そのものに接続しようとしているという姿勢です。
また、DJI側のショップフロアは同社の歴史を振り返るショールームにもなっています。
日本では白いドローン「Phantom」シリーズで一気に知名度を高めたメーカーというイメージが強いですが、DJIの創業は2006年。初期はフライトコントローラーや産業ヘリコプター向けオートパイロットシステム Ace Oneなど、飛行安定化技術を中核としていました。
その後、Phantom/Inspire/Mavic/Mavic Mini/Avataと世代を重ねながら市場を開拓。Phantomが空撮ドローンを一般化し、Inspireがプロ向けプラットフォームを確立し、Mavicが折りたたみ式ドローンを普及させ、Mavic Miniが軽量・小型化の象徴となり、AvataがFPV体験をもたらしました。
近年はOsmo Pocket/Osmo Action/Osmo 360など、地上カメラ領域でも確固たる存在感を示しています。ドローンメーカーから総合テックメーカーへ──DJIはその転換を着実に進めています。
深センで見ると、DJIのスケール感が変わる
深センでは、テクノロジーが実証段階ではなく日常の風景として定着しています。自動運転タクシーが街を走り、配送ロボットや配送ドローンが稼働し、スマートフォンメーカーやスタートアップの看板が至るところに目に入ります。日本では未来的に映るものが、深センでは既に街の基盤となっています。
その環境の中でDJI Sky Cityを訪れると、DJIという企業の輪郭がより鮮明になりました。空を飛ぶもの/手で使うもの/家の中を動くものをドローンで磨いた制御技術と映像技術の延長線上で一貫して捉えている会社であることが実感できましたね。
(取材協力:DJI)
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