クリスタが毎月30時間無料!? Google Pixelで液タブが動く「デスクトップモード」でお絵かきに挑戦:ある日のペン・ボード・ガジェット(4/4 ページ)
「Google Pixel」シリーズに実装された「デスクトップモード」を活用し、スマートフォンに液晶ペンタブレットを接続して本格的なお絵かき環境を構築できるのか。本記事では、「Pixel 10 Pro XL」とワコムの「Cintiq Pro 17」などを組み合わせ、実際の使い勝手を徹底検証してみた。
まとめ:デスクトップモードの現在は、実用性よりも方向性
それではまとめていきましょう。
Google Pixelに搭載されたデスクトップモードは、Androidスマホを大画面とマルチウインドウでPCのように利用できる機能です。現在は一部のデバイスでしか使えないものの、ディスプレイ出力が可能なAndroidスマホで広く利用できるようになっていく見込みです。
Appleの「MacBook Neo」が証明したように、現代のスマホ向けSoCは、一般的なPC用途には十分以上の性能を持っています。
さらに、昨今は写真やコミュニケーション、パーソナルデータなどがスマホを中心にまとまるようになり、日常の作業や集中した生産活動もスマホで十分にできるならば、その方がいいと考えられる人も増えていると思います。
先ごろ発表された「Aluminium OS」にも見られる通り、AndroidのエコシステムでスマホやタブレットだけでなくPC的な用途もカバーしていきたいというのは、自然な流れです。
一方で、Pixel 10 Pro XLで使う現状のデスクトップモードは、使用感が良いとは言えません。タスクバーなどの機能もシンプルで、リッチな使い方には不向きです。Androidアプリも、スマホ本体と異なるサイズや横長ウィンドウの表示を想定していない部分が目に付きます。
今回のデスクトップモードのリリースは、機能の完成というよりは、「今後こっちに行きたいですよ」という旗振りの一種と見た方がよさそうです。アプリ開発者に可変ウィンドウサイズを意識してもらい、いずれはドラッグ&ドロップのような操作も意識されるようになるかもしれません。
そういう意味では、Android 17に追加された「バブル表示」も、便利機能というだけでなく、ウィンドウサイズが変わる環境を意識させる取り組みの1つなのかもしれませんね。
イラスト用途においては、古くからのペンタブレット利用への取り組みもあります。液タブに接続してデスクトップモードを起動しただけで、スムーズにペン描画できてしまうのが印象的でした。
特に、CLIP STUDIO PAINTは非常に多機能なアプリですが、フル機能を大真面目で提供してくれています。スマホUIの使いづらさを我慢すれば、PCやタブレット端末で得た知識や慣れたワークフローをたどったり、お気に入りのアセットを生かしながら作業するのも容易です。
ぽつぽつあるささいな問題を除けば、大きな不満は1つだけ。スマホ用UIのせいで大画面と多彩な機能を気持ちよく利用できないことです。デスクトップモードにふさわしい、タブレット端末レベルのものが提供される日を楽しみにしながら過ごそうと思います。
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