「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート(4/4 ページ)
ロジクールがゲーミングブランド「ロジクールG」の新製品発表イベントを開催した。フラグシップ「PROシリーズ」をはじめとする多数の新製品が披露され、日本市場への強いコミットメントや開発裏話も語られている。ゲストの登壇や実機体験を通じ、同ブランドの挑戦と情熱が感じられるイベントとなった。
タッチ&トライ会場レポート:こだわりが詰まった新製品群を体験
発表会終了後のハンズオンエリアでは、メディア関係者によるタッチ&トライが行われた。
ブース担当者の解説によると、プロシリーズ初となるマウスパッド「PRO X CONTROL」は、一般的な布製パッドに見られる縦横の織り目の偏りをなくすため、円形を描くように編み込まれたニット素材を採用しているそうだ。実際にマウスを滑らせてみると、どの方向に振っても抵抗感が均一で、かつ適度な摩擦抵抗のおかげでマウスを自分の思うままに操作できると感じた。
PRO X2 RAPIDは、澄んだコトコトという打鍵音が心地よかった。確実に押し込んだという感覚の得られる押下圧があり、個人的には好ましく感じられた。
実働品を試すことはできなかったものの、専用ツール「G HUB」を開くことなくアクチュエーションポイントやラピッドトリガーの設定を行える小型OLEDディスプレイと物理ローラーの存在は、ゲームプレイ中、もしくは大会などの現場で即座にチューニングしたいプレイヤーにとってキラー機能になりそうだと感じた。
今回発表されたマイク「YETI 2」の1.3型カラーディスプレイも同様だ。製品名にちなんだ「Yeti(イエティ)くん」キャラクターが1.3型カラーLEDディスプレイに表示されるよう設定できるうえ、キャラクターをドラゴン、花、クラゲ、カエルから選ぶことができる(花がキャラクターというセンスがよく分からないが)。
オートトラッキング中の表示。なお、表示されている「BLUE VO!CE」とは、ノイズを低減し、クリアで高音質な声に処理するリアルタイム音声フィルターだ。本体のみで行うため、どのPCと接続しても利用できる
声が大きすぎて音割れしそうになるとYetiくんが慌てた表情を見せる。キャラクター以外にもマイクの指向性やヒストグラムなどを選べ、視覚的フィードバックがマイクだけで得られるのが新しい。
もちろん、エンタメ性だけにとどまらない。ゲインや指向性、ノイズリダクションの強さなどをディスプレイとダイヤルである程度設定することもできる。担当者によれば、「ノイズリダクションを最大に設定しておけば、すぐそばで使っていても打鍵音を拾うことがない」とのことだ。さらに、アームを使ったレイアウトにも対応するよう、ディスプレイの180度反転にも対応している。
G316 X 98/75向けの「G-KEYCAPS」は、全種類が展示されていた。カラーキーキャップ自体は、キースイッチがクロスハッチ型ステムであれば、どの機種でも換装可能だ。ただし、最も特徴的なダイヤル用付け替えキャップを取り付けられないので、ここはやはり「G316 X」シリーズに使いたい。
キーキャップセットには日本語キーボード特有の逆L字型Enterキーも含まれていた。担当者によれば、「グローバルで展開される製品だが、日本語キーボード向けの限定仕様として販売される」とのことであった。
会場の一角でひときわ異彩を放っていたのが、F1チーム「マクラーレン」とコラボレーションしたダイレクトドライブ式ステアリング「RS50」の限定バンドルだ。数が明かされなかったものの、“限定品”というところに目がくらみ、体験することにした。
国内での取り扱いをしないという特別なドライビングシートに身を委ね、ステアリングを握り、ペダルに足を載せたら、公道のようなプレイ画面なのに、つい時速140キロほど出してしまった。もちろん、ものの数秒で対向車にぶつかり、コース(道路)から外れてしまったが、実に爽快であった。
衝突からコースアウトに至るまでのフィードバックには、すさまじいものがあった。ハンドルコントローラーにはがっちり固定できる超強力なクランプが付属するというので、自宅でも安心してレーシングゲームをプレイできるだろう。なお、価格は税込み15万4000円だ。
SNSのX(旧Twitter)フォロー/リツイートキャンペーンで贈られる特別な「logicool G × GALLERIA」ゲーミングデスクトップPCや、VTuber「本阿弥あずさ」とコラボした「AZUSA HONAMI SPECIAL KEYCAPS」(現時点で未定の対象製品購入で付属予定)も展示されていた。
「Logicool G PLAY Tokyo 2026」で発表された製品は、ハードウェアの基本スペック底上げにとどまらず、プレイヤーの声を真摯に受け止めて開発しているということ、また日本のユーザーがいかに大切にされているかを実感させるものであった。
これら新製品群が、日本のeスポーツにどのような「ブレークスルー」をもたらすのか、今後の展開に大いに期待したい。
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