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イケメンをひたすら探しながらふと気づいたことが1つ。自分撮りでいかにもありがちでラブラブな写真を納めようと思ったのだが、それだと撮影現場の俯瞰(ふかん)写真を撮影することができない。記事にするのなら、撮影現場を撮った写真も必要だ。撮影してくれる人……なんていないし、自分の仕事だ。こんなの、ワナだー! ううう……。……仕方ない、さきほど声高に叫んでしまったのが運の尽き、適当な女性社員をアサインしよう。……ちっ。
ちょうどよいサイズの会議室を借り、ついに撮影タイム。ふに落ちないが、仕事と割り切り撮影だ! まずは「友達」モード。このモードだと被写体がフレームの端と端にいても認識する。次に「仲良し」モード。すでにかなり距離を縮めないとシャッターが切れず、どちらかが寄り添うような体勢でないとカメラは許してくれない。
最後にラブだが、これは撮影にかなり苦戦した。ただ寄り添うするだけではシャッターが切れず、かなり密着、かつほおを寄せ合うくらい顔同士が近くないとシャッターが切れない。自分で頼んだものの、はにかみながら密着する2人に乙女はいらだちを隠せなかった。
自分が原因とはいえ、なんで同僚(?)2人のいちゃいちゃしている姿を見なくてはならないのだ。いらだちを隠しきれない乙女は、同機種に搭載されている「みんなでシャッター」を利用して邪魔をしてやることにした。これは、1〜4人の任意の人数を設定すると、該当する人数がフレームに入ったときに自動でシャッターが切れる便利機能だ。
それを“3人”に設定し、仲むつまじく座る2人の間に割り込む。これを検証するのも仕事だもの。ふふふ……なんとも自然な妨害工作。割り込んで邪魔をした後に、少しのタイムラグを持つと、シャッターが切れた。
我ながら切ないな……。まぁ気を取り直して、写真でも編集しよう。このモデルには「ブログ機能」という画像編集機能がついている。前モデルではリサイズのみの対応だったが、今モデルでは12種類の画像加工もできるようになった。中でも、乙女的に気になるのはモザイク機能だ。これは顔認識技術を利用して、人間の顔の部分のみにモザイクをかけることができる。5段階の設定が可能で、数字が大きくなるほどモザイクが荒くなる。プライバシーに気を付けて使いたい人にはぴったりな機能だろう。
また、女子としてうれしいのは赤外線通信機能が搭載されていることだ。旅先やイベントで撮影した写真を「交換しよう」と約束することは多いが、つい焼き増しやデータの送信を忘れてしまうもの。そのため、撮った直後に携帯電話や同機能のついたデジタルカメラとデータ交換をすることができるのはありがたい。
20〜30代の女性をターゲットに開発されただけあり、デザインがかわいらしい同機種。だが見た目でけではなく、女性でも簡単かつ楽しく撮影から編集、データ送信までできる。重さも150グラム(付属バッテリー、メモリーカード含む)と気軽に持ち歩ける。撮影した写真をブログなどに掲載することの多い女性におすすめしたい。
はっ……気づいたら「FinePix Z250fd」で小一時間遊んでいた! ま、まずい。妄想で時間をつぶしてしまった初回から全く進歩をしていないではないか……。女子力の低下には目を見張る物がある乙女だが、今後は(今度こそ?)気を取り直して美少女乙女っぷりを磨いていきたい。
ちなみに+Dの全体記事ランキングは今回で終わり。1年間、お付き合い頂きありがとうございました。またみなさんいつの日かどこかでお会いしましょう!
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