> ニュース 2003年8月19日 03:00 PM 更新

手のひらサイズに“回転レンズ”――ソニー、PRO Duo対応の新「サイバーショットU」


 ソニーマーケティングは8月19日、超小型サイズのデジタルカメラ「サイバーショットU」シリーズの新製品として、回転レンズ機構を搭載した「DSC-U50」を発表した。同日発表されたメモリースティックDuoの新版「メモリースティックPRO Duo」に対応している。9月19日発売。価格はオープンだが、実売は3万円前後になる見込みだ。


超小型デジカメ「サイバーショットU」に回転レンズ機構を搭載した「DSC-U50」


 “いつでもどこでも持ち歩けるウェアラブル機”として昨年6月にデビューしたサイバーショットUは、2メガピクセル化(DSC-U20)、ハイブリッド液晶の搭載(DSC-U30)、防水仕様(DSC-U60)など、わずか1年もの間に次々と新製品を投入して進化を続けてきた。

 今年7月にZDNetが行ったインタビューで、開発担当者は「今後サイバーショットUが目指すのは、高画素化ではなくカメラとしての“質感”や“使いやすさ”」と今後の製品展開について語った。今回のU50は200万画素という解像度はそのままに、「回転レンズ機構」という新たな進化を遂げ、超小型デジカメの新たな用途を提案している。

 ボディの右側約三分の一が回転レンズ部となり、下部に取り付けられたヒンジを中心に前方に最大120度、後方に最大90度回転することが可能。液晶ディスプレイは本体部に、フラッシュは回転レンズ部にそれぞれ装備されている。

 手を伸ばして上方から撮影したり、デジカメを下に構えてローアングルから撮影する時にも、レンズ部を回転させることで液晶ディスプレイをユーザーの見やすい角度に持ってくることができるほか、後方に回転させることで、液晶ディスプレイを見ながらの“自分撮り”やツーショット撮影が行える。


回転レンズ機構はロー/ハイアングル撮影や“自分撮り”に便利

 自由なアングルで撮影できるこのような回転レンズ機構は、古くはデジカメ普及期の立役者であるカシオ計算機の「QV-10」で採用され、最近ではニコン「COOLPIX」シリーズなどで取り入れられている。

 サイズは99.9(幅)×40.5(高さ)×24.9(奥行き)ミリで重さが98グラム(本体のみ)と、サイバーショットUシリーズならではの超小型軽量ボディに仕上がっている。従来機種(U30)に比べても、回転機構分だけ幅が約15ミリほど増えているものの、高さと幅はほぼ変わらず、重さもプラス9グラムに抑えている。


従来機種のU30(上)とU50(下)の大きさの比較


 回転レンズ機構を備えながらも、コンパクトボディを維持できた理由は、記録メディアに同社メモリースティックの小型版「メモリースティック Duo」を採用したからだ。U50は、今回同時に発表された高容量タイプの「PRO Duo」にも対応する。Duoは、QUALIAシリーズの超小型デジカメ「QUALIA 016」で使われているものの、サイバーショットシリーズではU50が初採用となる。


記録メディアに「メモリースティック Duo/PRO Duo」を採用。バッテリーは従来どおり、単4形電池2本(ニッケル水素充電池を推奨)を使用する

 本体にはデザインの質感を高めるために、Zippoライターなどに使われている「深絞り」というボディ成型手法を採用。継ぎ目を極力なくしたシームレスボディに仕上げている。


継ぎ目を極力なくした質感の高いシームレスボディは、「深絞り」というボディ成型手法を採用

 単焦点レンズで有効200万画素CCD、屋外でも見やすい1インチのハイブリッド液晶など、基本性能はU30とほぼ同じ。U30との機能の違いは、動画が従来の最大15秒からメモリー容量いっぱいまで撮影できるようになった(MPEGムービーEX)ほか、連写機能が最高解像度(1600×1200ピクセル)で最大2枚、VGA(640×480ピクセル)なら最大10枚まで撮影可能になった(従来はVGAで最大5枚)。また、ホワイトバランス設定も、オートのみから5モード選択に変更された。


単焦点・200万画素でハイブリッド液晶搭載など、基本性能はU30とほぼ同じ


カラーバリエーションは、シルバー/ブラック/オレンジの3色を用意

同社の“元祖回転レンズ”はカラーバリエーションを追加

 “自分撮りデジカメ”として人気の高い“元祖回転レンズ”「DSC-F77」シリーズにカラーバリエーションを追加した「DSC-F77A」も発表された。9月19日から発売する。従来シリーズはシルバーとブラックの2色だったが、今回は同社のカラーバリエーション調査で女性層や若年層に人気の高いシルバー/ブルー/レッドの3色に変更された。


“元祖回転レンズ”にカラーバリエーションを追加した「DSC-F77A」

 標準同梱の“インフォリチウム”Cタイプの小型・軽量リチャージャブルバッテリーパックが、従来品(NP-FC10)に比べて約15%容量アップした「NP-FC11」に変更。標準撮影枚数が従来モデルの約140枚から約170枚に増えている。

 また、F77では標準添付していたUSBクレードルをオプションにして価格を抑え、F77発表当時に5万円前後だった店頭予想価格を、F77Aでは4万円前後にコストダウンした。別売りUSBクレードル「CSC-FA」の価格は4500円。

 回転レンズ式のコンパクトな単焦点モデルで、有効400万画素CCDやカール・ツァイス「ディスタゴン」レンズ搭載など、基本性能はF77と変わらない。

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[西坂真人, ITmedia ]

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