“変身”するAVノート――東芝 dynabook EX/522CDET(3/4)dynabook EX/522CDETは、CPUにモバイルCeleron/2.20GHz、チップセットにはグラフィックス機能内蔵のIntel 852GMを採用している。メモリは、256MバイトのDDR SDRAM(PC2100対応)を標準装備。メモリスロットは2スロット(空きスロットは1スロット)で、最大1Gバイトまで増設可能だ。メモリスロットは底面のネジ1本外すだけで見えるから、増設作業はやさしい。ビデオメモリは、メインメモリから最大64Mバイトまで配分できる。 HDDは60Gバイト(Ultra ATA/100対応)で、光学ドライブはDVD-R/RW/RAMメディアへの書き込みや、CD-R/RWメディア書き込みに対応した、DVDマルチドライブ(松下電器製)を搭載している。dynabook E8でもDVDマルチドライブを搭載していたが、EXではDVD-Rの書き込みが最大2倍速にアップした。 TVチューナーを内蔵し、MPEG2のソフトウェアエンコードによるビデオキャプチャー機能を持っている。なお、TV・録画関連ソフトは、試作機に入っていたのが評価版だったため、残念ながら詳しい検証できなかったが、TV再生・録画ソフトは「InterVideo WinDVR3」。DV編集・記録ソフトは「InterVideo WinDVD Creator 2 Platinum」、CD/DVDライティングソフトは「Drag'n Drop CD+DVD」、DVDプレーヤーは「InterVideo WinDVD 4」と、いずれも定評のあるソフトがプリインストールされる。 液晶ディスプレイのサイズは15インチ。解像度は1024×768ピクセル(XGA)で、1677万色表示に対応。ちまたではツルツル液晶やツルピカ液晶などと呼ばれている、光沢のある液晶パネル「Clear SuperView」を採用(dynabook E8と同一)している。左右の視野角は標準的だが、上下の視野角はやや狭いように感じた。 また、これはツルツル液晶全般に言えることだが、その特性上、映り込みがあるのは避けられないようだ。ツルツル液晶には鮮明度の高さや輝きなどの美しさといったメリットがあり、本機がウリにしているTVやDVD映像を見るといった用途では優れている。だが、文書作成などの際にはこの映り込みが気になることがあり、筆者自身はPCを文書作成などで使う機会が多いため、どうしてもメリットよりデメリットの方が多いように感じてしまう。ツルツル液晶を採用するのであれば、映り込みを低減させる工夫をぜひ要望したいものだ。 マシンのパフォーマンスについては、ベンチマーク結果を次に示しておく。 ベンチマークテストには、CPU・メモリ・HDD性能を測るFuturemark製の総合ベンチマークソフト「PCMark2002」と、同じくFuturemark製の定番3Dベンチマークソフト「3DMark2001 SE」(Build 330)を使用した。 各スコアはいずれも3回計測の平均値で、3DMark2001の動作環境は、1024×768ピクセル、32ビットカラー、アンチエイリアスなしである。(繰り返しになるが、今回レビューに使ったマシンは試作機だった。量産機では結果が異なる可能性があることに注意してほしい)。
結果を見れば分かるように、3D以外の項目についてはいずれも高得点で、文書作成や電子メール、インターネットといった一般的な用途であれば十分なパフォーマンスでパワー不足に困ることはないだろう。 3DMarkはビデオチップがチップセット内蔵タイプなのでどうしても低スコアになる。結果から見て、3Dゲームや3DCGソフトなど高い3D性能を求められるソフトを快適に使いたいと考えている人には向かないが、元々、このマシンがユーザー層と考えているのはそうした特殊な人たちではないだろう。それ以外のユーザーなら、まったく問題はない。 バッテリーはリチウムイオンで、カタログ値の駆動時間は約2.3時間(JEITA測定法1.0)となっている。 すでに述べたように、このノートPCはモバイルユースよりも、家庭内での省スペースPCとしての利用に力点を置いたマシンなので、バッテリー持続時間=モバイル性能を重視すべきマシンではないが、試しに実際にDVD映画を再生し、バッテリー持続時間を計測してみた。
今回視聴したDVDタイトルは、世界ナンバーワンのクラッカーが
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