きょうはASUSTeK「R9600XT/TVD/N/128M」でミドルレンジの「お買い得度」を考えた(2/2)
3Dmark03 GT2-4
3DMark03 Fill Rate(Single)
3DMark03 Fill Rate(Multi)
3DMark03 Vertex/Pixcel Shader
3DMark2001 SencondEdition Build330 Score
3DMark2001 SecondEdition Build330 Game
AquaMark03 前回の記事では、ハイエンドクラスのビデオカードと比較されて見栄え的に厳しかったMSIのFX5700 Ultraだが、今回は、3DMark03、3DMark2001SEのほとんどのテスト項目でR9600XTを上回る結果となった。 以前、GIGABYTEのビデオカードでRADEON 9800 XTとGeForce FX 5950 Ultraを比較したときは、軽負荷時ではRADEON 9800 XTが上回り、重負荷時ではGeForce FX 5950 Ultraが逆転するという構図だったが、今回は負荷に関係なく、GeForce FX 5700 UltraがRADEON 9600 XTを押さえ込んでいる。 この傾向が顕著に見られるのが、3DMark03のGT1と3DMark 2001 SEの結果だ。とくに3DMark2001 SEではGeForce FX 5700 Ultraの半分程度のパフォーマンスしか出ていないことになっている。 しかし、「Direct X 9.0におけるパフォーマンス」という視点にたつと、GeForce FX 5700 Ultraが一方的に有利とはいえなくなってくる。 来年にかけて登場するメジャーなゲームタイトルのほとんどがDirect X 9.0に本格的に対応し、そのパフォーマンスだけでなく描画品質も大きく変わってくることを考えると、Direct X 9.0におけるビデオカードのパフォーマンスはこれまで以上に重要になってくる。 そういう意味では、RADEON 9600 XTが3DMark03のGT4とAquaMark03の結果でGeForce FX 5700 Ultraを上回っている事実を見逃すわけにはいかないだろう。 昨年後半から今年にかけて、ハイエンド、ミドルレンジで激しいパフォーマンス競争を繰り広げてきたNVIDIAとATI。緒戦ではATIが優勢であったが、ドライバのアップデートなどでNVIDIAが徐々に差を詰め、今回の結果のようにミドルレンジでは「主要なベンチマークの結果的には」完全に逆転している。 しかし、これから重要になるDirect X 9.0に対するパフォーマンスに関しては、ATIがアドバンテージを握っている状況に変わりはないようだ。ベンチマークの絶対値や既存ゲームのパフォーマンスを重視するなら、GeForce FX 5700 Ultraで間違いないが、Direct X 9.0という将来を意識するなら、RADEON 9600 XTは依然として魅力的な選択肢である、といえるだろう。
きょうは期待のミドルレンジビデオカード「MSI FX5700Ultra TD128」を試してみた きょうはGIGABYTEのNVIDIA&ATIハイエンドビデオカードを比べてみた ようやく登場「RADEON 9600 PRO」「GeForce FX 5600」パフォーマンスを比較する 関連リンク ASUSTeK [長浜和也, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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