目的地へのナビサービス、7割が“無料なら使いたい”
三菱総合研究所とNTTレゾナントが、位置情報サービスの利用意向に関する調査結果を発表。目的地へのナビサービスは、7割強が「無料なら利用したい」と回答している。
三菱総合研究所とNTTレゾナントは3月11日、位置情報サービスの利用意向に関する調査結果を発表した。調査は2008年12月26日と同27日の両日、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」で実施したもので、有効回答数は2077人。
同調査によれば位置情報サービスのうち、最も利用者が多いのは「目的地ナビ」や「天気予報」といった「案内サービス」で24.1%だった。「今後利用したい」とする回答者を含めると65.5%に達するなど、位置情報サービスに対する期待が高いことが分かる。
また、「クーポン配信」「周辺店舗検索」などの「広告・紹介サービス」についても、64.9%が利用しているか利用意向を示すなど関心が高い。子供や老人を見守り、緊急時に通報を行う「安全・安心サービス」は、現在の利用者は1.9%と少ないものの、「今後利用したい」という回答者を含めると59.5%となった。
女性の利用や利用意向が高いのは、広告・紹介関連のサービスで、年齢層が高い回答者は安全・安心サービスの利用意向が高かった。
目的地へのナビゲーションサービスは、「有料でも利用したい」という回答は10.8%にとどまったものの、「無料なら利用したい」という回答は72.7%にのぼった。また17.0%は「無料になり、広告がなくなるのであれば自分の位置情報を提供してもいい」と回答。19.4%は、「無料になり、位置情報がサービス改善のためにのみ使われるのであれば、位置情報を提供してもいい」と考えていることが分かった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 調査リポート記事一覧
位置情報を活用した情報配信サービス、iPhoneに対応――「ここ探!」
位置情報を活用した情報配信サービス「ここ探!」のiPhone向けアプリが登場。スタンプラリーの楽しさと位置情報コンテンツを組み合わせることで、公衆無線LANサービスの新たな使い方を提案する。
位置情報と連動したクチコミ情報をケータイで――大日本印刷が開発
大日本印刷が、位置情報と連動した口コミの投稿や閲覧を可能にする情報クリッピングシステムを開発。文科省の実証実験に採用された。
位置情報使ってWeb検索、検索結果にクチコミ情報も――モバイルgoo
今、いる場所に連動した検索結果を――。NTTとNTTレゾナントが“モバイルならでは”の特性を生かした位置情報利用の検索サービス「ココde検索」を「モバイルgoo」に導入した。- 歩くだけで観光情報を自動配信――ドコモ向け「るるぶmobileアプリ」
- “すれ違い系”で新たな出会いが?――位置連動型SNS「loc8r」α版を開始

