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ソフトバンクの決算、過去最高益に――モバイル事業が好調に推移

ソフトバンクが2010年3月期の中間決算を発表。連結売上高が前年同期比1.5%増の1兆3492億円、営業利益が前年同期比28.1%増の2306億円で最高益を更新し、増収増益を達成した。

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 10月29日、ソフトバンクが2010年3月期の中間決算を発表した。連結売上高が前年同期比1.5%増の1兆3492億円、営業利益が前年同期比28.1%増の2306億円で最高益を更新し、増収増益を達成した。

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 移動体通信事業についても、売上高が前年同期比7.5%増の8321億円、営業利益が前年同期比49.5%増の1317億円で増収増益となり、営業利益は上期ベースで最高益を更新。iPhoneの販売が好調なことや、前四半期比で120円増の4150円となったARPUの上昇、契約数の増加による通信料収入の増加などが業績を押し上げ、好決算に結びついた。

 契約数は4月から9月までの純増数が68万4000件で、同期間中の契約数で業界トップを獲得。四半期ベースでも10四半期連続でトップとなるなど、順調に純増数を伸ばしている。

 ARPUについては、基本使用料と音声を合わせたARPUが、ホワイトプランへの加入件数の増加や法人市場の競争激化の影響で、前年同期比300円減の2160円となったが、データARPUはiPhoneなどのデータ通信に適した端末の普及で前年同期比280円増の1990円に向上している。

 なお解約率は前年同期比で0.26ポイント、前四半期比で0.19ポイント上昇した。これは少額利用の顧客を中心に解約が増加したことと、法人顧客の一部で解約が増加したことが要因だという。

Photo ARPUと1契約当たりの現金収入の推移

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決算 | ARPU | iPhone | ソフトバンクモバイル


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