東大「駒場祭」でGPS連動型リアルタイム情報共有モバイルシステム「SCOOPY」を提供
GMOメディアは、東京大学 工学部 松尾研究室が開発するGPS連動型リアルタイム情報共有モバイルシステム「SCOOPY(スクーピー)」のサービス化実現に協力。このシステムは、11月21日から11月23日まで開催される「第60回駒場祭」で、来場者・企画運営者向けに無償提供される。
GMOメディアが、東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 松尾研究室が開発するGPS連動型リアルタイム情報共有モバイルシステム「SCOOPY(スクーピー)」(http://scoopy.jp/)のサービス化の実現に協力した。このシステムは、11月21日から11月23日まで開催される東京大学の学園祭「第60回駒場祭」で、ドコモ、au、ソフトバンク対応の次世代モバイルパンフレットとして、来場者・企画運営者が無償で利用できる。
SCOOPYは、東京大学 工学部 松尾研究室の学部生・修士生が中心となって開発しているモバイルシステム。店舗やサービスの情報をGPSと連動させ、位置情報を含めた情報をリアルタイムで共有できる。GMOメディアはこのサービス実現のため、一斉同時接続などの高負荷に耐えられるバックエンドサーバーを構築・設定し、無償で提供している。
来場者は、SCOOPYを使ってイベント情報の検索ができる。企画名や企画運営団体名、ジャンル、詳細内容キーワードなどから検索でき、詳細ページでは場所の案内や催し物情報の閲覧、クーポンの取得などが可能。お勧めの展示や面白い出来事などを、一言コメントとしてSCOOPYに投稿することもできる。コメントは位置情報と連動して地図上にアイコン表示される。リクエスト発信機能を利用して他の来場者に情報提供を呼びかけるなど、来場者同士のコミュニケーションも可能で、イベントの臨場感をリアルタイムに感じられるという。
企画運営者は、団体名、企画名、実施期間、企画の詳細、各々で用意したモバイルサイトのURLなどを登録でき、登録情報はいつでも修正できる。閲覧者への告知や、クーポンの発行も可能で、告知した情報はサイトのトップページに新着情報として表示される。イベント案内などの情報を投稿することで、集客に役立てられるとしている。
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