ドコモ、ASPサービス「オートGPSかんたん導入サービス」を提供
ドコモが冬モデルから導入した位置情報機能「オートGPS」を企業が活用するためのASPサービス「オートGPSかんたん導入サービス」が、2月から提供される。
NTTドコモは1月25日、同社端末の位置情報の自動定期測位機能「オートGPS」を使ったコンテンツ配信を可能にするASPサービス「オートGPSかんたん導入サービス」を発表した。2月1日から提供を開始する。導入にあたってはASP初期登録料金、および月額利用料が必要となり、利用条件によって金額が異なるとしている。
同サービスは、オートGPSを使った位置情報サービスを展開したい企業に対し、オートGPS機能を設定する基本iアプリや、位置と連動した情報の自動配信機能、利用者の行動分析に活用できる位置の履歴情報を提供するもの。企業側での専用システムの構築やメンテナンスが不要となり、短期間でサービスを導入できる。
同社は、観光スポットやグルメ、クーポンなどの情報をユーザーの居場所に合わせて配信するといった利用方法に加え、ユーザーの位置情報履歴をブログに付与するサービスや、移動距離に応じてポイントを提供するサービスなど、さまざまな使い方ができるとしている。また、一般法人企業では営業担当者の行動把握や車両管理などの用途に活用できると見込んでいる。
JTBパブリッシングでは今回のASPサービスを導入した「るるぶmobileアプリ」を2月1日から提供する予定。ユーザーの居場所に合わせた観光やグルメなどの多彩な情報や、利用者の行動履歴や属性などにマッチしたスポット情報を提供するサービスとなっている。また、3月下旬以降には、リクルートがカップルをターゲットにした携帯サイト「恋帳」で同サービスを利用する予定となっている。
関連記事
- 神尾寿のMobile+Views:オート GPS対応で、「iコンシェル」は新たなフェーズへ――ドコモの前田氏
2008年、「iコンシェル」を導入することで携帯サービスに行動支援の要素を取り入れたドコモ。2009年冬春モデルでは位置情報連携に対応させ、さらに高度な行動支援が可能になった。位置情報連携がiコンシェルにもたらす新たな可能性について、NTTドコモ ネットサービス企画担当部長の前田氏に聞いた。 - 写真で解説する「オートGPS」とiコンシェルの連携サービス
今いる場所で役立つ情報をケータイにプッシュ配信――。こんなサービスを可能にするのが、ドコモの携帯電話向け新機能の「オートGPS」だ。その仕組みとサービスイメージを写真で見ていこう。 - ジョルダンの「乗換案内アプリ」、ドコモのオートGPSに対応
ジョルダンがドコモのオートGPSに対応した「乗換案内アプリ」の提供を開始。外出先で必要な路線の運行情報や周辺情報を自動で入手可能になる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.