ヤフーとCOMELが提携――デジタルサイネージ事業の強化で

ヤフーとCOMELが業務・資本提携すると発表。デジタルサイネージ事業の強化が狙いで、今後は共同でシステム開発や事業展開を行う。

[ITmedia]

　ヤフーとCOMELは2月1日、デジタルサイネージ分野で業務・資本提携すると発表した。ヤフーがCOMELの第三者割当増資を引き受け、発行済株式の約15％を保有する。

　COMELは2007年3月から、福岡市を中心にデジタルサイネージ事業として「福岡街メディア」を展開しており、市内の交通機関やコンビニ、ドラッグストア、大型商業施設などに500面を超えるデジタルサイネージメディアを設置している。2009年4月にはヤフーと共同で実証実験を実施。デジタルサイネージとインターネットの連携について検討をすすめてきた。

　両社は提携で関係を強化し、COMELの持つデジタルサイネージ分野のノウハウと、ヤフーの持つインターネット広告／コンテンツ配信プラットフォームを融合した新たな事業の展開を目指す。

　両社は今後、ネット未接続のデジタルサイネージのネットワーク化や場所に最適化したコンテンツの配信、インターネットと組み合わせた新たなデジタルサイネージ向けターゲティング広告商品の開発などを進めるとしている。