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小学校にAndroidタブレット、学習進度に応じて個人レッスン――KDDIら
KDDIが小学校にAndroidタブレットを試験的に提供。生徒の学習進度に応じた基礎学習などに役立てるほか、アンケートツールとしても活用。取り組みを通じて有用性を検証していく。
KDDIは、小学館および神奈川県横浜市立白幡小学校と協力し、10月からタブレット端末を使った授業などのトライアルに取り組む。Androidタブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi」を小学校に100台提供し、教育現場での有用性を検証する。
トライアルでは、小学校高学年を対象に、生徒それぞれの学習進度に応じた基礎学習をタブレット端末を通じて行う。また、タブレット端末のカメラアプリを使って授業の理解度を高める試みも実施する。アンケートツールとしてもタブレット端末を活用し、生徒の意見を集約・可視化していく。
KDDIはネットワークやサーバ機器、端末、アプリを、小学館はコンテンツを提供する。トライアル期間は2011年3月までの予定だが、延長も検討する。
KDDIは、文部科学省の「教育の情報化ビジョン」に基づいて教育の情報化を推進する考え。今回の取り組みは、その第1弾としている。7月7〜9日まで開催される教育機関向け展示会「第2回教育ITソリューションEXPO」では、トライアルの内容をデモンストレーションを交えて紹介する。
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