スマホユーザー、サービスの利用率向上が顕著に:調査リポート
CIAJが行った調査から、スマートフォンユーザーはフィーチャーフォンユーザーに比べて各種サービスの利用率が高いことが分かった。
シード・プランニングは9月15日、CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)が発行した調査リポート「2011年度 携帯電話の利用実態調査」の販売を開始した。
今回から、スマートフォンに関する調査項目を拡充。調査によると、前年度に比べてスマートフォンの利用者比率は9.2%から14.8%に増加している。
現在使っている機種の買い替え意向があるユーザーは66.2%で、前年度比で31ポイント増加。買い換え意向を示したユーザーのうち66.5%がスマートフォンを購入したいと回答しており、これも前年度と比較して約30ポイントの増加となった。
さらにこの調査から、スマートフォンユーザーはフィーチャーフォンユーザーに比べて、各種機能やサービスの利用率が満遍なく高いことも分かった。メールとカメラ機能は両ユーザーとも利用率に大きな違いはないが、TwitterやSNS、ブログなどの閲覧/書き込み、動画視聴、アプリ・ゲーム機能、スケジューリング機能などについては、利用率がほぼ倍以上の違いが出ている。
同調査は、国内携帯電話、PHSの利用実態を把握するため、CIAJが1998年から毎年実施しているもの。2011年度版は3月下旬から4月上旬まで、関東、関西在住の携帯電話利用者1200人を対象に実施した調査結果をまとめている。サンプル構成は、19才以下男女各100人、20-29才男女各100人、30-39才男女各100人、40-49才男女各100人、50-59才男女各100人、60才-69才男女各100人。
2011年度 携帯電話の利用実態調査はA4版150ページの資料で、価格はリポートのみが5万1450円、リポートと集計データCD-Rのセットが6万1950円。
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