auとソフトバンクの「iPhone 4S」満足度比較、矢野経済研究所が実施:調査リポート
auとソフトバンクの「iPhone 4S」のユーザー満足度調査を矢野経済研究所が実施。ネットワークに関してはauの満足度が高かったが、それ以外ではソフトバンクの満足度が上回った。
矢野経済研究所は11月16日、KDDI(au)とソフトバンクモバイルが販売する「iPhone 4S」のユーザー満足度の調査結果を発表した。調査は11月、日本でiPhone 4Sを利用しているauユーザー、ソフトバンクユーザーの各400人、合計800人を対象に実施した。
端末に対する全体満足度では、ソフトバンクユーザーが74%なのに対し、auユーザーは61%となり、ソフトバンクの満足度が上回る結果となった。ただし、ソフトバンクユーザーの6割が他のiPhoneからの機種変更だったのに対し、auは以前からのiPhoneユーザーが1割に満たず、初めての利用者が多いauでは「満足度が相対的に低くなる側面もある」と矢野経済研究所は指摘している。
料金、設定、メール、WiFi、顧客対応、ネットワークなどに関する個別の項目では、ネットワーク関連項目を除くすべての項目でソフトバンクの満足度がauの満足度を上回った。ソフトバンクは各項目がおおむね40%以上の満足度となっているが、auユーザーはパケット定額料金、絵文字対応、WiFiスポット数など、満足度が20%台の項目もある。
一方、ネットワークの項目では、通信速度の満足度がau51%、ソフトバンク50%と僅差でauが上回ったほか、電波状況に関してもau59%、ソフトバンク36%と優勢となった。
iPhone 4Sを自分以外の人にどの程度薦めたいかを聞くと、「とても薦めたい」「やや薦めたい」を合計した割合は、ソフトバンクユーザーが72%、auユーザーは59%となった。
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