スマホ連携ノート「CamiApp」が“人力OCR”対応 「KYBER」とのコラボで
スマートフォン向け専用カメラアプリでノートの内容をデータ化できるコクヨS&Tの「CamiApp」が、オーリッドの“人力OCR”サービス「KYBER」とコラボ。アナログのテキスト内容を自動でデータ化してくれるメモ帳を販売する。
コクヨS&Tは11月28日、手書きの文字情報をiPhone/Androidアプリを使って自動でテキストデータ化できるノート「ツインリングメモ<CamiApp>(デジタルテキスト化・50件)」を、12月29日から5000冊限定で販売する。オーリッドの“人力OCR”サービス「O-RID KYBER」とのコラボレーションで実現した。価格は735円。
CamiAppは、コクヨS&Tが9月から販売する“スマートフォン対応ノート”のシリーズ。専用アプリでノートをきれいに読み取り、画像データ化できるのが特徴で、発売後2カ月で販売数累計15万冊を突破した。
新製品は、オーリッドが提供するクラウド型OCRサービス、O-RID KYBERに対応。スマートフォンアプリ「KYBER」でノートを撮影すると、手書きの文字情報が自動的にテキストデータ化される。O-RID KYBERは機械によるOCRだけでなく、オペレータースタッフによる人力チェックを介することで、高い精度で文字をテキストデータ化するという。データ化には約90秒〜24時間を必要とする。
変形A7サイズ、50枚、5ミリ方眼罫タイプのメモノートで、50回分のデジタルデータ化権が付帯している。ノートに付属するQRコード付きカードをアプリで読み取ることで利用権が付与され、サービスが利用できるようになる。
CamiApp対応のKYBERアプリはiPhone(3GS/4/4S対応)/Android向けともに12月中旬から無料配信する予定。
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