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DeNA、グリー・KDDIの提訴に争う姿勢 田中社長の発言に法的措置検討
グリーとKDDIに提訴されたDeNAは法定で争う姿勢を明らかに。現在も独禁法違反行為があるようだとのグリー田中社長の指摘を否定し、「法的措置も検討」する方針。
ソーシャルゲームをめぐってグリーとKDDIがディー・エヌ・エー(DeNA)に損害賠償を求めて提訴した問題で、DeNAは12月5日、東京地裁から訴状を受け取ったことを明らかにし、「当社の主張は訴訟の場において明らかにしていく」と争う姿勢を示した。
グリーの田中良和社長が各所の発言で、DeNAによる独占禁止法違反行為は現在も続いているようだと指摘していることに対しては「そのような事実はない」と否定。こうした指摘に対し「法的措置も検討していく」としている。
「GREE」を運営するグリーとKDDIは、「Mobage」を運営するDeNAが、GREE向けにソーシャルゲームを提供しないようゲームメーカーに圧力をかけたことで損害を受けたとして、10億5000万円超の賠償を求めて11月下旬に提訴した。
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