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KDDI、ARの普及目指す新ブランド「SATCH」発表 SDKを無償公開

KDDIがARの普及とオープン化を進める新たな取り組み「SATCH」を発表。業務資本提携した仏Total Immersionの画像認識技術を使ったARアプリのSDKを無償公開するほか、新たなARブラウザの提供も予定する。

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 KDDIは12月15日、ARサービスの新ブランド「SATCH」を発表した。同ブランドの下でモバイルAR開発環境のオープン化を進め、ARの日常化を目指す。

 取り組みの第1弾として、iOS/Android向け画像認識型モバイルARアプリを開発できる「SATCH SDK」を開発者に無償公開する。また、同SDKで開発されたアプリの紹介やコンテンツ再生ができるARブラウザ「SATCH VIEWER」(仮称)も今後提供し、ARがより身近に楽しめる環境を作る考え。

 SDKには、9月に業務資本提携した仏Total Immersionの画像認識エンジン「D'fusion」を活用。2次元バーコードなどを使わず、雑誌の表紙といった一般的な画像を読み取るARアプリが開発できる。認識精度や追従性、安定性に優れているという。

 SDKで開発したARアプリはau one Marketへの登録が必要となるが、他のマーケットでの配信に制限はない。すでに、江崎グリコ、サントリー酒類、森永製菓などの企業が、SDKを利用したARアプリを採用している。

 ブランド名「SATCH」には、「察知する」「サッとかざしてチェックする」という意味合いを込め、「世界は見えているより、もっと楽しい。」をキーワードに取り組みを進める。

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