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KDDI、仏AR技術大手のTotal Immersionと提携
KDDIが仏AR技術大手のTotal Immersionと提携。同社の画像認識エンジン「D'fusion」を活用した高性能なARコンテンツ提供を目指す。
KDDIが、仏AR技術大手のTotal Immersion(トータルイマージョン)とARを活用したコンテンツ事業で業務提携すると発表した。合わせてTotal Immersionの第三者割当増資に応じたことも明らかにしている。
Total Immersionは、画像認識エンジン「D'fusion」の開発で知られる企業。同エンジンには、画像そのものを認識できるマーカーレストラッキング技術が採用されている。
KDDIは、D'fusionのマーカーレストラッキング技術を活用してARコンテンツを開発する計画。2次元バーコードなどの読み取りセンサーなしで、直接画像を認識できるマーカーレストラッキング技術を利用することで、認識精度や速度、安定性に優れたARコンテンツの提供を目指す。
事業展開の第1弾として両社は、「セカイカメラ」の開発で知られる頓智ドットに技術を提供。同社のARコンテンツサービスの開発を支援する。その他の事業展開については、12月頃に発表する予定としている。
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