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手のひらが初音ミクのステージに――KDDIのARアプリ「てのりん」
KDDIは、KDDI研が開発した「手のひらAR」技術を使ったAndroidアプリ「てのりん」をau端末向けに提供する。手のひらをカメラでのぞくと、初音ミクをはじめとする3Dキャラクターが現れたり、踊ったりする。
KDDIは、「手のひらAR」技術を使ったARアプリ「てのりん」を、auのAndroid端末向けに提供する。au one Marketで6月24日から無料配信。カメラを手のひらに向けると、手のひら上にキャラクターが現れ、歌ったり踊ったりするアプリとなっている。人気キャラクター「初音ミク」などもコンテンツとして用意する。
手のひらARは、端末のカメラに映りこむ手のひらの位置や傾きを検出して、手のひら上に3Dオブジェクトを表示させる技術。KDDI研究所が開発した。
アプリにはKDDIオリジナルキャラクター「かりん」をプリセットする。かりんには、KDDI研究所の「3D CGキャラクターのアニメーション自動生成技術」を使い、音源に合わせて踊る機能がある。
クリプトン・フューチャー・メディアの協力により、初音ミクも無料で楽しめる。このほか、さまざまなキャラクターをアプリ内マーケットからダウンロードできる。有料のコンテンツも用意する。
アプリの提供には「セカイカメラ」で知られる頓智ドットも協力。今後はセカイカメラとアプリを連携させ、「3Dコンテンツを気軽に楽しめるプラットフォーム」の構築・拡大を目指す。
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