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携帯3社、NFC普及に向け「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社が、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」の設立に合意。NFCを使ったサービスの世界的な立ち上がりをうけ、国内におけるNFCの普及もみらみ、環境整備などを協議する。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社は12月21日、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立した。NFCサービス市場が世界的に立ち上がりつつあることをうけ、海外で主流となっているTypeA、B規格によるモバイル非接触ICサービスの利用環境整備などについて協議していく。
日本ではおサイフケータイとしてFeliCa規格によるモバイル非接触ICサービスが普及しているが、一方で海外ではTypeA、Bと呼ばれる別規格に対応したサービスやデバイスが主流となっている。こうした中で同協議会は、(1)国内外の規格の違いを意識することなくサービスが利用できる環境の整備運用、(2)サービスの低コスト化・迅速化を目的とした、国内向けモバイル非接触ICサービスの共通仕様策定および運用の統一化――に取り組んでいく。
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