女性、大学生のユーザー比率が上昇――すそ野広がる2011年のスマホ市場:調査リポート
D2Cが1年を通じて行った調査から、スマートフォンユーザーのすそ野が広がっていることが分かった。年初に比べて女性や学生のユーザー比率が上昇している。
女性、大学生のユーザー比率が上昇――。ディーツー コミュニケーションズが1年を通じて行った調査から、スマートフォンユーザーのすそ野が広がっていることが分かった。
男女比率は、1月の調査では男性が7割弱(67.1%)、女性が3割強(32.9%)だったが、10月の調査では男性が約6割(61.7%)、女性が4割弱(38.3%)となるなど、女性のユーザー比率が上昇。1月と10月の年代別ユーザー比率を比べると、40〜49歳の男性が約2.9ポイント、20〜29歳の女性が4.6ポイントと顕著な伸びを見せていた。
職業別のユーザー比率は、専門・大学生が7.9%(1月)から14%になるなど、大幅に増加している。
スマートフォンの購入意向がある人にその理由を尋ねると、1月、7月、10月の調査の全てで「PC用のWebページをそのまま表示/利用できる」が最多となり、「一般の携帯電話よりも機能が豊富」「アプリを自分好みにカスタマイズできる」が続いた。
10月のほうが比率が増えたのは、「周囲の人が使っているから」「職場の同僚や学校の友人などが使っているから」「その他の友人・知人が使っているから」の3項目だった。
購入意向がない人の理由は、10月の調査では「今、使っている携帯電話の機能で十分」(82.8%)、「通信料金が高い」(41.9%)、「機能を使いこなせない」(38.9%)がトップ3に挙がった。中でも「通信料金が高い」は1月に比べて12.5ポイントと大幅に上昇している。
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