高校生のスマホ普及率は15%――リクルートが高校生のWeb利用実態を調査:調査リポート
リクルートが高校生のインターネット利用に関する調査結果を発表。SNSの利用率やスマートフォンの利用実態などが調べられている。
リクルートは8月22日、高校生のインターネット利用に関する調査結果を発表した。7月22日〜25日の期間、全国高校生を対象にインターネットでアンケートを実施し、有効回答数は832人。調査では、モバイルやPCでSNSがよく利用されていることや、15%程度の高校生がスマートフォンを利用していることなどが分かった。
インターネット調査に参加した高校生に、1日あたりのメディアの利用時間を聞くと、全体の47.3%がPCでインターネットを2時間以上利用すると答えた。携帯電話(フィーチャーフォンやスマートフォン)で2時間以上インターネットを利用する高校生も、17.6%存在した。
インターネット以外のメディアではテレビとの接触時間が長い傾向にあり、37.8%が2時間以上テレビを見ると回答している。一方、雑誌やラジオとの接触時間は「0分〜15分」がどちらも7割を超える結果となった。新聞も、接触時間が0分〜15分の高校生が5割強だった。こうした結果から、高校生に「雑誌や新聞で接点を取るのが難しくなってきた」とリクルートは指摘している。
調査では、モバイル端末やPCで「毎日行なっていること」も質問している。最も挙げられたのがメールで、携帯電話でもPCでも6割以上の高校生が毎日利用している。SNSもよく使われており、34.6%がPCで、29.9%がモバイル端末で毎日利用しているという。
mixi、Twitter、Facebookの認知率はほぼ横並びで90%を超えているが、利用率には若干の差がある。Twitterが34%なのに対し、mixiが23.4%、Facebookが12.7%という利用率になった。
さらに全体の約4割は、なんらかのソーシャルゲームを楽しんでいる。人気なのはMobageやGREEで、Mobageは24%、GREEは21.4%が利用していると答えた。また、動画サービスを全体の9割弱が利用しており、特にYouTubeは84.1%、ニコニコ動画は64.2%と、利用率が抜きん出て高かった。
スマートフォンの所有者は全体の14.9%で、8割程度が従来型のケータイを利用している状況だ。また、携帯電話のキャリアは一般よりもKDDIのシェアが多く、ドコモの37.7%に迫る35.7%がKDDIユーザーだという。
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