iOS版Kindleアプリがアップデート クラウド経由でPDF閲覧が可能に
Amazonが、iOS版Kindleアプリで、「Kindle Fire Newsstand」のフルカラーの雑誌を購入できるようにした。また、Amazon CloudにPDFファイルをアップロードすることで文書を複数端末で読めるようにするSend-To-Kindle機能も追加された。
米Amazon.comは12月21日(現地時間)、iOS版Kindleアプリをアップデートした。iPad版で「Kindle Fire Newsstand」の雑誌が閲覧できるようになったほか、専用メールアドレス宛に送った文書をAmazon Cloud経由で閲覧できるようになった。
iPadでは、Kindle Fire向けに提供されてきたKindle Fire Newsstandの400誌以上の雑誌や新聞を購入できるようになった。印刷物に近いフォーマットにズームやパン、ハイライト機能が追加された専用のカラー雑誌をiPadで読める。
iPad、iPhone、iPod touchに共通の新機能としては、Kindle専用メールアドレスにPDFファイルをメールすることで、Amazon Cloudにファイルを保存し、iOS端末で読めるようになった。
Kindleユーザーは、Amazonサイトの「Your Account」→「Manage Your Kindle」でファイルの送信元メールアドレスを追加することで、自分の@kindle.comアドレス(これもManage Your Kindleページで確認できる)にファイルを送信できるようになる。ユーザーが利用できるAmazon Cloudの容量は1人当たり5Gバイト。
PDFファイル閲覧では、目次機能とサムネイルによるナビゲーション機能をサポートし、離れたページ間の移動が可能だ。日本語のドキュメントも問題なく読める。
雑誌とPDFの購読が可能になったことにより、KindleのHomeページの右上に「All Items」「Books」「Newsstand」「Docs」というカテゴリ別のリンクが追加され、それぞれをフィルタリングして表示できるようになった。
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