URLフィルタからMDM、VPNまでをワンストップで――ネットスターがスマホ向け新サービス
ネットスターが、企業のスマートデバイスをセキュアに活用するためのクラウド型統合サービスを開始。アプリ/URLのフィルタリングから、端末管理、リモートロック/ワイプ、ファイアウォールまでをワンストップで提供する。
URLフィルタリングサービス大手のネットスターが、2月末からスマートデバイス向け統合セキュリティサービス「NetSTAR ビジネススマートセキュリティ」を提供する。当初はiPhone/iPad向けサービスを提供し、順次Android端末にも対応する予定だ。
同社はこれまでスマートデバイス向けサービスとして、危険なサイトや業務に必要ないサイトへのアクセスを防げる「NetSTAR ビジネスブラウザ」や、同サービスのSIソリューションツール「NetSTAR セキュアスクリーン」を提供してきた。しかし、端末の導入/運用時に必要な管理機能や、セキュアな通信環境を求める企業の声が高まったことから、これらの機能をクラウド型の統合サービスとして提供することを決めた。
サービスの特徴は、URLのフィルタリングサービスから端末管理機能、リモートロック/ワイプ、アプリのフィルタリング、ファイアウォールまでをトータルで提供する点。サービス窓口も管理窓口も1つに集約されるので、システム管理者に負担をかけることなく、スマートデバイスを業務端末として安全に利用できるようになる。
対応OSはiOS 3.2、iOS 4.2、iOS 4.3、iOS 5.0。主な機能はURLフィルタリング、ファイアウォール、IPsec-VPN、MDM、プロファイル監視、アプリケーション制御など。
初期導入コストは10万円から、1端末あたりの月額利用料は500円からとなっており、月額500円の基本サービスには、VPN、URLフィルタ、ファイアウォール、サマリーレポートなどが含まれる。端末機能やアプリケーションの制御は1端末あたり400円/月の別料金がかかり、拠点間VPNオプションについても、別途1端末あたり600円/月が必要となる。
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