高知県にソーシャルゲーム産業を――県の支援ゲーム第1弾、GREEに登場
高知県の産業政策で生まれたソーシャルゲーム「小悪魔の条件」が1月23日、グリーのSNS「GREE」で公開された。県が進めるゲーム企画コンテストの受賞作を県内企業でゲーム化したもの。第2弾も順次公開予定となっている。
高知県にソーシャルゲーム産業を――。高知県の産業政策で生まれたソーシャルゲーム「小悪魔の条件」が1月23日、グリーのSNS「GREE」で公開された。県が関わったゲーム企画コンテストの受賞作を、県内企業を起用して開発したもの。自治体の支援で生まれた初のソーシャルゲームという。コンテストに入賞した他の2作品のゲーム化も進んでおり、3月までのリリースを予定する。
小悪魔の条件は、「高知コンテンツビジネス創出育成協議会」が主催した「高知県ソーシャルゲーム企画コンテスト」の第1回入賞作品をゲーム化したもの。地元企業によるゲーム化を前提に催されたコンテストで、コンペティションを勝ち抜いた高知電子計算センターと高知システムズが共同で開発した。
「言い寄ってくるイケメンを思うままに振り回しながら、恋して楽しむ“小悪魔”体験」が楽しめるゲームで、他のプレイヤーと気に入ったイケメンを奪い合うといったソーシャル要素が組み込まれている。県内出身の著名クリエイターともコラボレートしており、音楽を「ファイナルファンタジー」シリーズの作曲者・植松伸夫氏が、キャラクターを講談社「なかよし」で連載を持つ漫画家・上北ふたご氏が担当した。なお、同ゲームはフィーチャーフォン向けにリリースし、スマートフォンには対応していない。
コンテストではこの他にも2作品が入賞しており、3月までのゲーム化を目指して開発が進んでいる。このうち1つは、中学1年生が企画した作品という。協議会は2012年度もコンテストを開催する考えで、4月から募集を開始する予定だ。
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