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先生の言葉をテキスト化、タブレットにリアルタイム表示――ろう学校で「こえみる」の実証実験
先生が話した言葉が、手元のタブレット端末にテキストでリアルタイムに表示される――。NTTがバリアフリーコミュニケーションシステム「こえみる」を開発した。
NTTが音声認識技術を核としたバリアフリーコミュニケーションシステム「こえみる」を開発した。2校のろう学校でフィールド実験を行っている。
こえみるは、聴覚障害者のコミュニケーションをサポートするシステム。音声認識サーバと通信機能を持つ端末を組み合わせて、発話内容の文字変換と発話音量の可視化を行う。
事前に話者の声を収録してサーバ側でモデルチューニングすることで、音声認識率の向上を図れる。テキスト化した情報は、特定の端末で表示したり、同時に複数台で表示したりすることが可能だ。
フィールド実験は鳥取と沖縄のろう学校で実施。先生が話す言葉をスマートフォンやPCで収拾し、クラウド上の音声認識サーバで文字に変換する。変換した文字は生徒用の端末と電子黒板に出力される。この実験では生徒が使う端末として「ニンテンドーDSi」を採用し、対応ソフト「スピーチサポート」も利用する。
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