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テレビの画面、撮って送るとスマホにお得情報――南海放送で実証実験
見ているテレビ番組の画面をスマホで撮って送るだけで、関連情報を取得できるシステムを博報堂DYメディアパートナーズとTメモが開発。実証実験を開始した。
テレビの画面をスマホのカメラで撮って送信すると、関連情報が届く――。博報堂DYメディアパートナーズとTメモが、画像認識技術を活用したAndroid向け情報配信アプリ「パシャーン」を開発した。
パシャーンは、ゼータ・ブリッジの画像認識技術を利用したアプリ。パシャーンを起動してテレビの画面を撮影し、アプリ経由で専用サーバに送信すると、あらかじめサーバに登録された映像とマッチングした上で、対応する情報を配信する。
このシステムを導入することで、視聴者は番組の画面を撮って送るだけで関連情報を得られ、番組制作側は、番組連動型の視聴者参加企画やCM連動型のマーケティング施策に役立てられる。
2月2日から4週間にわたり、南海放送が同システムを利用した実証実験を実施。視聴者が毎週木曜日に放映される「makiコレ」の番組本編やインフォマーシャル、CMを撮影して送ると、番組や広告主の商品情報や割引クーポンが送信される。また、パシャーンを通じて情報を取得するたびにポイントステッカーが付与され、獲得ポイントに応じたプレゼントキャンペーンに応募できる。
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