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タブレット端末で計算ゲームのネット対戦――湘南ゼミナールの「FLENS」
他校の生徒と計算ゲームのネット対戦で競争――。湘南ゼミナールが計算力の向上を目指したネット活用型教育プラットフォームを開発した。
湘南ゼミナールが、タブレット端末とネットワークを活用した教育プラットフォーム「FLENS」(Focus Lean management & Efficient learning Network Service)を立ち上げた。第1弾として4月から、他校の生徒と計算ゲームのネット対戦で競い合える教育コンテンツ「FLENS算数特訓」の提供を開始。それに伴い、シャープ製のAndroidタブレット2000台を導入した。
FLENSは、ネットワークを活用して“校務の効率化”と“学習効果の向上”を目指す教育市場向けプラットフォーム。他校との対戦型学習サービスや遠隔地の補習サービス、アンケートの集計、テストの自動採点といった校務効率化サービスを、FLENSプラットフォーム上で実現することを目指すという。
第1弾となるFLENS算数特訓は、小学5、6年の生徒向けに開発した学習コンテンツ。単調になりがちな反復学習を、楽しく効果的にするための手段としてゲーミフィケーションを取り入れ、他校生徒と競い合いながら学力を伸ばせるようにした。
今後は学習コンテンツの拡充を図るとともに、保護者と生徒を結ぶ学習ポータルや10代に特化したSNSなど、タブレットを活用した各種サービスを提供する予定。また、湘南ゼミナール以外の学校、予備校、学習塾にも、同プラットフォームを幅広く提供するとし、開発/運用を目的とする組織を近日中に設立するという。
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