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“実用的な授業アプリ”目指して――学習塾と開発会社がプロジェクト設立
学習塾の俊英館とアプリ開発の日本インフォメーションが、教育機関向けアプリの開発プロジェクトを立ち上げる。塾講師の意見を実際に取り入れることで、実用的なアプリの開発を目指す。
学習塾の俊英館とソフトウェア開発会社の日本インフォメーションはこのほど、iPadを利用した授業用アプリ共同開発プロジェクトを開始すると発表した。中学受験専門塾「鉄能会」で授業する講師数名が開発に参画し、教育現場で効果的に使えるアプリの開発を目指す。
俊英館では2011年春より、小学生向けの授業コースでiPadとプロジェクターを使った授業スタイルを導入するなど、iPadを活用した授業を積極的に展開してきた。しかし、こうした中で市販アプリの限界を感じ、「実際に教育現場で授業をする講師の意見を取り入れたアプリの必要性」を感じたとしている。今回、iOSアプリ開発の実績を持つ日本インフォメーションに共同開発を提案し、講師のアイデアを取り入れたアプリ開発を進める。
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