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企業に進出するiPad、英銀行Barclaysが8500台導入へ――英金融機関では最大規模

英金融機関大手のBarclaysが、AppleのiPad 8500台を導入した。英国の金融機関の中では最大級のタブレット導入事例になるという。

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 英金融機関大手のBarclaysが、AppleのiPad 8500台を導入した。英国の金融機関の中では最大級のタブレット導入事例になるとThe Registerが報じている。

 Barclaysは英国3大銀行の1つで、英国外にも拠点を持つ国際金融機関。英IT情報サイトのThe Registerによると、Barclaysはタブレット導入の目的について、英国内の支店のスタッフが顧客とのやりとりに利用すると説明。Barclaysが資本参加するMortagage BrainのiPadアプリを利用し、不動産・住宅ローンなど一連のモーゲージサービスに使うとみられる。詳細を報じたThe Guardianによると、Barclaysでは2011年にiPadの試験導入を開始しており、2012年の前半に一部で本格的な利用を開始したという。今後英国内に約1600あるBarclaysの支店に拡大し、各支店あたり5台のiPadが導入される予定だ。

 iPadを選択した理由についてBarclaysは、「スタッフからの要求が高かった」「さまざまなタブレットを検討する中、今回は特定のニーズに最適な解決策だと判断した」などと述べている。Mortgage Brainの対応端末はiPadのみであり、The Registerではこのような事情も背景にあるのではないかと推測している。Mortgage BrainはBarclaysのほかLoyds Banking Group、Royal Bank Of Scotlandなどが資本参加しており、今後これらの金融機関もiPadを導入する可能性がありそうだ。

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