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AppleのiOS、米国スマホ市場でシェア5割突破――Kantar Worldpanel ComTech調べ調査リポート

iOSの米国スマホ市場のシェアが5割を突破(9月末から12週間)。Androidのシェアは、欧州五カ国で6割の大台に乗った。

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 調査会社Kantar Worldpanel ComTechの調査によると、9月末に登場した「iPhone 5」の販売が好調に推移しているAppleが、米国のスマートフォン市場で53.3%のシェアを獲得したという。同社の調査で米国でAppleのシェアが50%を超えるのは、初となる。

 Kantarが12月21日に発表したもので、米国、中国、ブラジル、オーストラリア、欧州5カ国(英、仏、独、伊、スペイン)における9月末から11月25日まで12週間のスマートフォンのシェアを調べた。

 それによると、米国ではAppleのiOSのシェアが初めて5割の大台を超え、53.3%となった。これは、前年同期比で17.5ポイントの増加となる。iOSは主要市場で軒並みシェアを伸ばしたが、欧州5カ国では前年同期比2.5ポイント増の25.3%にとどまった。シェアが減少したオーストラリアでは35.9%となり、前年同期より5.4ポイント減らした。

 米国では、2011年に5割を越えたAndroidが、調査期間には41.9%と10.9ポイント減少した。一方で、欧州5カ国では9.2ポイント増加し、Androidのシェアは61%に達した。Androidは、ブラジル(31.8ポイント増、シェア60.7%)、オーストラリア(11.3ポイント増、シェア58%)、中国(前年データなし、シェア72.2%)などの市場でも高いシェアを獲得している。

 同期間に最新版がリリースされたMicrosoftのWindows Phoneも健闘した。米国でのシェアは0.6ポイントアップの2.7%となり、オーストラリアでは2.3ポイント増の4.2%となった。シェアが11%に達したイタリアを含む欧州5カ国での市場シェアは、2.1ポイント増の4.7%に改善した。同社では、NokiaやHTCが提供するハイエンドの「Windows Phone 8」端末に対する最初の消費者の反応が分かるのは次の四半期になる、としている。

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