Facebook、Facebook MessengerにVoIPサービスを追加――カナダでスタート
Facebookが最新のメッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」でVoIPや音声メッセージの提供を開始した。VoIPサービスは現時点ではカナダに限定されている。
Facebookが最新のメッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」でVoIPや音声メッセージの提供を開始した。VoIPサービスは現時点ではカナダに限定されており、今後の展開などについては明らかにしていない。
Facebook Messengerはメンバー間でチャットができるアプリ。アプリはApp StoreやGoogle Playより無料で入手できる。モバイルやデスクトップに対応しており、さまざまな端末でチャット、グループチャット、写真の送受信などができる。
1月初めに公開した最新のFacebook Messangerで、Facebookは2つの新機能を追加した。1つはVoIPサービスで、Facebook Messangerメンバー間で無料の通話が可能となる(オペレーターと契約するデータ通信プランを利用する)。同サービスは現時点ではApple「iOS」向けのみで、地域はカナダに限定される。2つ目は音声メッセージの送受信機能。iOSとAndroidの両方で利用できる新機能となり、最大1分までのボイスメールを録音して相手に送ることができる。
音声通話はMicrosoftがSkypeを買収し、製品に統合するなどベンダー各社が力を入れている分野の1つ。Googlも「Google Voice」を提供している。Facebookは、カナダ以外の市場でのVoIPサービスの提供時期については明らかにしていない。
ユーザーの拡大を図るFacebookは2012年末、Facebookアカウントを持たないユーザーでもFacebook Messangerを利用できるように変更したばかりだ。
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