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[速報]東京電力の需給率が17時台に95%を突破:電力供給サービス
冬の節電シーズンを前に、東京電力の需給率が急に95%を超えてしまう状況が発生している。11月26日(月)の17時台に最大需要電力が4330万kWに達する見込みで、最大供給力4532万kWからの余剰分が5%を切る状況に陥った。
実は東京電力の11月26日の供給力は当初4435万kWしかなく、需給率が97.6%になり電力不足の危険を伴う事態が予想された。このため東京電力は急きょ他の電力会社から約100万kWの融通を受けることを決め、何とか予備率3%以上を確保した。
電力の需給率が急に高まったのは、広野火力発電所5号機(定格出力60万kW)が前日25日の夕方からトラブルで停止していたことに加えて、26日の関東地域の気温が当初の予想よりも大幅に低くなり暖房の使用量が急増したためだ。
東京電力の需給率が95%を突破したのは、10月1日(月)の14時台に95.0%を記録して以来のことである。
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