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日本最大の地熱発電所の発電能力は?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
日本は世界でも有数の地熱資源を有しており、今後開発が進むことを期待する人も多い。では、現在日本で最大の地熱発電所はどれくらいの電力を作り出せるのだろうか?
正解:
b.110MW
ミニ解説:
現在日本で最大の地熱発電所は九州電力の「八丁原発電所(はっちょうばるはつでんしょ)」(大分県玖珠郡九重町)だ。発電設備を2台備えており、それぞれの最大出力値はおよそ55MW(5万5000kW)で、2台合計すると110MW(11万kW)だ。さらに出力2MW(2000kW)のバイナリー発電機も設置してあり、すべてを合計すると112MW(11万2000kW)になる。
ちなみに、世界最大の地熱発電所はメキシコの「セロ・プリエト地熱発電所(Cerro Prieto Geothermal Power Station)」だ。発電機を5台備えており、合計出力は820MW(82万kW)にまで達する。
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