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オフィスから工場までLED照明に、電気代を年間2000万円以上も削減へ:LED照明
半導体メーカーのロームが京都市にある本社のオフィスと工場を全面的に自社製のLED照明に切り替える。照明の本数は1万3300本で、3月中に切り替えを完了する予定だ。電力使用量を60%削減することができ、年間の電気代にして2000万円以上の削減効果を見込む。
ロームは2010年に京都市内でリニューアルした自社ビルを皮切りに、順次LED照明に切り替えてきた。今夏の節電対策として、最大の拠点である京都市の本社の照明設備を当初の計画よりも早く3月中に全面的に切り替える(図1)。
本社のオフィス部分に加えて工場もLED照明に切り替えることで、1日あたりの電力使用量を1万500kWhから4300kWhへ、約60%削減できる見込みだ。
中でも半導体のクリーンルームは24時間にわたって照明を点灯しておく必要があるため、LED照明による削減効果は大きい。
ロームの試算によると、従来の蛍光灯と比べて照明の本体部分で電力使用量が約50%少なくなる(図2)。さらに蛍光灯で必要な安定器が不要になり、その分を合わせると約60%の削減率になる。
今後はグループ各社の施設も含めて、国内すべての拠点を順次LED照明に切り替えていく計画である。
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