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実は有利なアルミ架台、信州伊那谷で2.2MWのメガソーラー:自然エネルギー
エクステリア建材を扱う企業グループが長野県伊那市にメガソーラーを建設した。ふだん業務で扱っているアルミ材を加工して架台に採用した点が特徴だ。なぜアルミ材なのだろうか。
長野県は日照条件が良く、土地も比較的用意しやすい。しかし運転中のメガソーラーの件数はいまだ1桁だ。
こうした中、住宅のエクステリア建材を扱うミノ・ネットワークの子会社であるミノエナジーは自社工場の敷地を利用した出力2.2MWのメガソーラー「MINOエナジー 伊那メガソーラー発電所」(長野県伊那市)の運転を2013年9月20日に開始すると発表した。年間総発電量として200万kWhを見込む。全量を固定価格買取制度(FIT)により中部電力に売電する。
同メガソーラーの特徴は架台にアルミニウム(アルミ材)を使ったことだ。「当社グループの美濃工業はアルミ建材の設計から販売までを扱っており、アルミ材をよく把握している。今回は安田金属工業に材料を発注し、自社で架台を製作した。アルミ材を採用した理由は鉄材と比べて工期が短くなることだ。鉄材よりもさびにくく軽いこともよい。アルミ材は高額だといわれるが、今回の場合は鉄材と価格がほとんど変わらなかった」(ミノ・ネットワーク)。アルミ架台は鉄製の架台と比べて重量は約3分の1であり、耐腐食性も高い。建設しやすく20年間の運転に向く。コスト面の課題がないのであれば、採用する価値がある。
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連載:エネルギー列島2013年版(16)長野
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