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電力に放送・通信を組み合わせて8%の料金削減、消費税を相殺できる:電力供給サービス
賃貸住宅の仲介サービスを展開するエイブルがマンションのオーナーと居住者を対象に、電力と放送・通信を組み合わせた割安のサービスを開始する。ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムが提供する「高圧一括受電」を管理物件のマンションに導入してサービスの強化につなげる。
エイブルは首都圏を中心に年間に約15万件にのぼるマンションやアパートを仲介している。仲介物件のオーナーと居住者の双方を対象にしたサービスメニューを強化するために、電力一括受電サービスを4月1日から開始する。
ジュピターテレコムが2013年4月に関東地区で開始した「J:COM電力」を管理物件のオーナーに仲介する形態をとる(図1)。「J:COM電力」は企業向けの高圧電力をマンション全体で一括契約して電気料金を引き下げる「高圧一括受電」のサービスである。マンションのオーナーは共用部の電力、居住者は住居部の電力を、いずれも通常の電力会社の契約と比べて5%安く使うことができる。
さらに居住者は放送(テレビ)と通信(インターネット)を組み合わせたプランを契約すると全体で8%の割引になる。高圧一括受電に必要な受変電設備やメーターなどはジュピターテレコムが設置するため、マンションのオーナーと居住者に設置費用の負担は発生しない(図2)。
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