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家庭向けにスマートメーターを10月から設置、中部電力が1万2500台:電力供給サービス
中部電力は営業エリアの愛知・静岡・三重・岐阜・長野の5県すべてで、10月からスマートメーターの先行導入を開始する。合計で1万2500台を2015年3月までに設置して、通信機能などを検証する予定だ。HEMSを利用する家庭にはスマートメーターの計測情報も提供する。
中部電力が10月からスマートメーターを導入する地域は、愛知県の春日井市と豊田市、静岡県の浜松市、三重県の四日市市、岐阜県の飛騨市、長野県の須坂市の6カ所である。それぞれ2000〜2400台を設置して、各地域で2015年6月まで通信機能やシステム全体の検証を実施する(図1)。
10月からの導入開始に合わせて、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)を利用している家庭には情報提供サービスも実施する。スマートメーターで計測した30分単位の電力使用量のデータをHEMSへ直接送信する方法をとる(図2)。このほかに「スマートメーター制御管理センター」を設立して、通信ネットワークを含めたシステム全体の監視・運用にも取り組む。
中部電力は初期の検証結果をもとに、2015年7月からは営業エリア全域で本格的な導入を開始する。使用中のメーターの検定有効期間が満了する家庭から取り替えていく方針で、2023年3月までに約900万の全顧客でスマートメーターの導入を完了する計画である(図3)。
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