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太陽光で自律稼働するスマートバス停、会津若松で実証開始:太陽光(2/2 ページ)
みちのりホールディングスらは、福島県会津若松市内で次世代スマートバス停の実証実験を2月17日から開始する。このスマートバス停は運行状況や各種情報を提供しつつ、バス停の太陽光パネルで自律稼働ができる。
実証では会津若松市内の2カ所に、ディスプレイ1面タイプ(鶴ヶ城入口バス停)と、ディスプレイを縦に並べた2面タイプ(神明通りバス停)の2種類のを設置。実証期間は2018年4月から1年間を予定する。
実証実験を通じて、今後スマートバス停が運行エリア全体で導入されれば、従来のバス停で必要だった時刻表の張り替え作業が必要なく、遠隔から時刻更新や路線変更を行うことができ、利用者ニーズに合ったバスサービスの提供がより柔軟に提供できるとする。
また、将来的にはバス停に配信するデータを効率的に管理するため、時刻表や路線データ形式をオープンフォーマット、オープンデータ化することで、データを活用した新サービスの開発が期待される。今後、スマートバス停を活用した新サービスや電子広告出稿などの可能性を検証し本格的な実用化を進めることで、より多くのバス停へ設置を目指すという。
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