ニュース
省エネ機器を購入せずにレンタルできる料金プラン、TEPCOホームテックが提供:電力供給サービス(2/2 ページ)
TEPCOホームテックは、電気料金と省エネ機器の工事費・利用料をパッケージとしたエネルギー利用サービス「エネカリ」を発表した。省エネ機器所有モデルの価値転換を行い、既存住宅のさらなる省エネ化を図る。
最新機器を利用できる利便性と節約の両立が可能に
同社が行ったエネカリによる節約額の試算では、省エネリフォーム前に電気とガスを合計した光熱費の支払額が2万6700円(月平均)のモデルケースの場合、エネカリの利用によって月間消費電力量が660kWh(キロワット時)、機器使用料(同モデルでは8900円)を含めた毎月の利用料金は2万6300円(月平均)になるとする。
毎月の光熱費節約に加え、エネカリでは「最新機器が利用できることで快適性も高まり、経年劣化による給湯器や電子レンジの交換費用の約30万円程度発生することを考えてもおトク感を提供できる」(岩崎氏)と、省エネ・節約を行いつつも生活の質の向上を実現するという点を訴求する。
今回レンタルの対象となる省エネ機器は、IHクッキングヒーターと給湯器「エコキュート」。今後も対象機器を広げる方針として、岩崎氏は「太陽光発電設備、LED照明器具、エアコン、EV(電気自動車)充電器、食洗機など家庭の省エネ機器をエネカリの商品群に広げていく」とした。また、契約する電力会社についても「東京電力がファースト(第一)だが、オンリーではない」(岩崎氏)とする。
関連記事
- 最も節電した家庭には英国旅行、「節電ゲーム」で省エネは進むか
Looopは、2018年7月1日〜9月30日の期間限定で業界初となる消費者参加型の節電キャンペーン「真夏の節電大作戦2018」を実施する。顧客同士が節電量を競い合うということで、節電意識の向上を狙うというユニークなキャンペーンだ。 - 住宅太陽光の余剰電力を“預かる”新発想、東京電力がサービス実証へ
東京電力エナジーパートナーが、住宅太陽光の余剰電力を仮想的に“預かる”というユニークなサービスの実証を開始する。蓄電池を導入していない住宅でも、太陽光の余剰電力を有効できるようになる可能性があるという。 - 東京電力PGが新会社、住宅の電力情報を生かす新サービス創出を支援
東京電力パワーグリッドは、住宅内にある機器別の電気使用状況などの情報を収集・加工・分析するIoTプラットフォームを企業向けに提供する新会社を設立。電力情報を活用した新サービスの創出に取り組む企業を支援する。 - 低炭素で電気が止まらない街、さいたま市と東電EPが構築
さいたま市と東京電力エナジーパートナーが、“低炭素で電気が止まらない街”の構築に向け協定を締結した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.