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小型の水素発生装置、東京ガスが2019年度に商用化へ:蓄電・発電機器
東京ガスは小型の都市ガス改質型水素発生装置「suidel(スイデル)」の販売に向け、実証実験を開始した。
東京ガスは小型の都市ガス改質型水素発生装置「suidel(スイデル)」の販売に向け、2019年1月から約1年間の予定で、実証試験を開始すると発表した。工場などにおける水素供給向けで、都市ガスを原料に水素をオンサイトで利用できる装置だという。
スイデルは、東京ガスがエネファーム向けに開発した都市ガスから水素を製造する燃料処理技術を活用した、水素製造量5Nm3/h級の小流量タイプの水素発生装置。カードル(ガス貯蔵容器)などで外部から水素を調達している顧客がスイデルを導入することで、調達頻度削減による省力化および安価な水素製造による省コスト化を実現できるとしている。
今回の実証では、実際に水素を使う顧客先で機器の耐久性および供給能力や水素品質についての検証を行う。併せて、顧客先での設置性向上を目指し、カードル(10m3ボンベ30本)と同等のコンパクトな設置面積を実現し、2019年度内の商用化を目指す。なお、スイデルの仕様目標としてサイズを1.5×1.7×2.0メートル以下、水素純度を99.99vol%以上、水素原単位0.35N立方メートルとしている。
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