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水上太陽光も“両面受光”で効率アップ、トリナが開発中の新型フロート架台を披露スマートエネルギーWeek2019

中国の大手パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは「第10回 太陽光発電システム施工展」で、開発中の水上太陽光発電向けフロート架台を披露。パネル設置角度を変更できる他、水面からの反射光を取り込める設計とすることで、両面受光パネルと組み合わせて水上太陽光発電所の効率向上を実現するという。

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 中国の大手パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは、「第10回 太陽光発電システム施工展」(「スマートエネルギーWeek2019」内、2019年2月27日〜3月1日、東京ビッグサイト)に出展し、開発中の水上太陽光発電向けフロート架台を披露した。

 国内の太陽光発電所の建設地として、ため池などの水上を活用する事例が広がっている。トリナ・ソーラーは既にこうした水上太陽光向けに、フロート架台と同社の太陽光パネルを組み合わせたソリューション提案を推進している。


現在展開しているフロート架台

 しかし、現在展開しているフロート架台は、パネルの設置角度が固定式のタイプ。そこで現在、太陽光パネルの設置角度を一定の範囲内で自由に設定できる新しいフロート架台の開発を進めており、2019年夏頃から受注を開始する計画だという。

 さらにこの新型フロート架台とセットで、同社の両面受光が可能な太陽光パネル「DUOMAXtwin」を提案していく。新型のフロート架台はパネル設置角度を自由に決められるだけでなく、パネル背面に水面からの反射光を取り込める設計となっている。架台の背面のフレーム部分には反射板の取り付けも可能で、両面受光タイプの太陽光パネルをより生かせる工夫を凝らした。


開発中の新型フロート架台

 新型のフロート架台と、両面受光が可能なDUOMAXtwinを組み合わせることで、より効率の高い水上太陽光発電所の構築が可能になるとしている。

同社が展開する両面受光が可能な「DUOMAXtwin(左)/展示ブースは床面を「トリックアート」にする遊び心も

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