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初期費用ゼロで太陽光の自家消費型カーポートを導入、Looopと中電が新サービス:太陽光
Looopと中部電力が、大規模駐車場を対象とするカーポート一体型太陽光発電設備(ソーラーカーポート)を活用した自家消費サービスを発表。企業は工場や店舗などの駐車場を活用し、設備費用を負担することなく太陽光発電の自家消費を行えるという。
中電Looop Solarは2021年7月、大規模駐車場を対象とするカーポート一体型太陽光発電設備(ソーラーカーポート)を活用した自家消費サービスを提供すると発表した。企業は工場や店舗などの駐車場を活用し、設備費用を負担することなく太陽光発電の自家消費を行えるのが特徴のサービスで、環境対策やBCP(事業継続計画)に活用できるという。7月15日から全国で提供を開始する。
サービスではLooopが開発したソーラーカーポートを駐車場に設置する。設備そのものは中電Looop Solarが保有し、導入する企業はこれらの設備費用やメンテナンス費を負担する必要がなく、使用した電気使用量に応じて料金のみを支払う第三者所有(PPA)モデルのサービスだ。
設置するカーポートは、前方の支柱を省略した特殊形状を特徴としており、類似製品と比べて駐車台数を多く確保できる他、既存の駐車場に新設する場合において駐車スペースを減らさずに設置できるメリットがあるという。70cmまでの積雪強度、平均風速46m/sまでの耐風圧強度も備える。
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