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落差96.6メートルで350世帯分を発電、かんがい用水を生かした水力発電所:自然エネルギー
飛島建設は2021年11月24日、山形県米沢市でオリエンタルコンサルタンツと共同で建設を進めていた「米沢大平小水力発電所」が完成し、11月から運転を開始したと発表した。
飛島建設は2021年11月24日、山形県米沢市でオリエンタルコンサルタンツと共同で建設を進めていた「米沢大平小水力発電所」が完成し、11月から運転を開始したと発表した。
この発電所は、普通河川である横川、地域が設けた既存のかんがい用水設備を一部更新・共用する形で発電を行う。今回の発電事業で新設する水圧管路が、地域のかんがい用水路を兼ねることで、かんがい設備の再生の役割も担っているという。
発電出力は198.9kWで、有効落差96.6mを活用し、一般家庭350世帯分の使用電力用に相当する113万kWhの年間発電量を見込んでいる。
飛島建設とオリエンタルコンサルタンツの両社は、岐阜県中津川市内で2カ所、長野県安曇野市内で1カ所の小水力発電所を運営しており、今回の発電所は4カ所目となる。他の地域においても、同様に発電所の計画を進めており、今後も中小水力をはじめとする再生可能エネルギー事業の拡大を図る方針だ。
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