容量市場2026年度メインオークション、目標調達量・指標価格ともに引き上げへ:第74回「容量市場の在り方等に関する検討会」(3/4 ページ)
「容量市場の在り方等に関する検討会」の第74回で、2026年度(対象年度:2030年度)の容量市場メインオークションに関する方針が公開された。厳しい需給見通しを踏まえた供給量の確保を目的に、目標調達量と指標価格(Net CONE)ともに引き上げとなっている。
指標価格(Net CONE)の算定
容量市場メインオークションで用いる需要曲線は、停電コストと調達コストのトレードオフ曲線を用いて作成しており、目標調達量(kW)と指標価格(円/kW)の交点を通るように設定されている。
現在その指標価格には、新規電源建設の総コスト(Gross CONE:Cost of New Entry)から、電力量(kWh)販売等の他市場収益を差し引いた「正味(Net)」の固定費用である「Net CONE」を使用している。
Net CONEの算定にあたり、これまでのオークションでは、モデルプラントを「CCGT:コンバインドサイクルガスタービン」方式LNG火力として、「2015年発電コスト検証WG」のコストを使用し、インフレ率等の経済指標のみを毎年最新のものに更新してきた。
今回、初めてこれを見直し、2025年2月の発電コスト検証WGの公表値を採用することとした。
これにより、2026年度メインオークションにおけるNet CONEは20,911円/kWとなり、2025年度メインオークションの10,075円/kWと比較すると10,836円/kWの大幅な上昇となった。これに伴い、Net CONEの1.5倍とされる上限価格は31,366.5円/kWとなる。
以上より、2026年度メインオークションにおける需要曲線の原案は図2のものとなった。
仮に、指標価格(Net CONE)で目標調達量ちょうどの供給力を約定する場合、総額は約4.1兆円となる。
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